ゲームをプレイしている時に、クリーチャーやマジックを使うためにはMPを使います。そのMPが足りないと思ったことはないですか?
また、手札にクリーチャーがなかったり、デッキには入ってるのに肝心なカードが引けずに盤面を返せない、もしくは肝心なカードが引けたので勝てたなんてこともプレイしていれば経験するはずです。
このゲームでは、このリソースの使い方や確保の仕方が非常に重要となります。
プレイヤーの取れる行動と、リソースの増減
たとえばこの状況。
こちらと相手の盤面にそれぞれクリーチャーが2体サモンされており、相手の盤面にはクリーチャーが1体セットされています。
ギアの効果は画像のとおりですが、この状況で相手の番面を一掃することを考えてみます。
盤面にいるクリーチャーのカード効果は下記リンクからご確認ください。
【自軍盤面】
第六天魔王ノブナガ、
進月の地柱神コンス
【自軍手札】
献身の幼姫イチ、
黄金の林檎、
、
鬼火、
灼刃の龍機神バルディン
【敵軍】
魔王の凶刀ランマル、
鬼火
※相手の墓地は死霊クリーチャーが0枚とします。
プラン1 サモンされているクリーチャーだけ倒す
1−1)信長、コンスがそれぞれクリーチャーを攻撃
1−2)コンスか信長がクリーチャーを1体攻撃し、ギアの黒の波動でもう1体を攻撃
1−3)闇の波動でクリーチャー全体を攻撃
1−4)黄金の林檎で手札のクリーチャーを召喚して攻撃
プラン2 セットされているクリーチャーも倒す
黄金の林檎で強制サモンした後に、
2−1)信長、コンス、黒の波動でそれぞれクリーチャーを攻撃
2−2)闇の波動でクリーチャー全体を攻撃
プラン3 そもそも倒さない
3−1)能力者を攻撃する
3−2)能力者を攻撃しない
どの行動パターンを選ぶか、その基準
このように、特定の局面だけ見ても相手を倒す方法や範囲などで、さまざまな行動パターンが考えられます。
その中でどの行動パターンを選ぶとよいかの1つの基準が、「リソースの獲得・喪失」です。
相手のライフを0にできれば勝ちなので、それができるときはそちらが最優先になりますが、そうでない状況では、「よりリソースを獲得できる」、「よりリソースを失わない」、「より相手のリソースを消費させることができる」ことを考えてから行動を選択しましょう。
上記それぞれのプランを実行した場合のリソースの変動を確認してみます。
今回は、「自分のMP・手札」と「相手のライフ・MP・盤面のクリーチャー」をリソースとして見たときに、どのように変化するかを見てみましょう。
全てのプランを考えると非常に長くなってしまうので、プラン1だけ考えてみます。
1−1)信長、コンスがそれぞれクリーチャーを攻撃
(プラス)ギアの使用権がある
(マイナス)自分は次ターンにMP5溢れる(他に何もしなかった場合)
(マイナス)自分はライフ-3 ※ランマルと鬼火の死亡時効果
1−2)コンスか信長がクリーチャーを1体攻撃し、ギアの黒の波動でもう1体を攻撃
(プラス)クリーチャー1体の行動権がある
(マイナス)ギアの使用権がない
(マイナス)自分は次ターンにMP6あふれる(他に何もしなかった場合)
(マイナス)自分はライフ-3 ※ランマルと鬼火の死亡時効果
1−3)ギアの闇の波動でクリーチャー全体を攻撃
(プラス)クリーチャー2体の行動権がある
(プラス)相手のライフを3削る
(マイナス)ギアの使用権がない
(マイナス)相手はMP3増える
(マイナス)自分は次ターンにMP5あふれる(他に何もしなかった場合)
(マイナス)自分はライフ-4 ※ランマルと鬼火の死亡時効果、同時死亡のためダメージ+1
1−4)黄金の林檎で手札のクリーチャーを召喚して攻撃
1−4−1)バルディンを強制サモンし、クリーチャー2体が攻撃した場合
(プラス)クリーチャー1体の行動権がある
(プラス)ギアの使用権がある
(プラス)自分は手札+2枚(バルディンのサモン時効果)
(マイナス)自分は手札-2枚(黄金の林檎+クリーチャー)
(マイナス)自分は次ターンにMP14となる(バルディン5消費・林檎3消費・死亡時効果でMP3回復・次ターン4回復)
(マイナス)自分はライフ-3 ※ランマルと鬼火の死亡時効果
1−4−2)イチを強制サモンし、クリーチャー2体が攻撃した場合
(プラス)クリーチャー1体の行動権がある
(プラス)ギアの使用権がある
(プラス)ギア3の使用権がある
(プラマイゼロ)自分は次ターンにMP15となる(イチ4消費・林檎3消費・死亡時効果でMP3回復・次ターン4回復)
(マイナス)自分は手札-2(黄金の林檎+クリーチャー)
(マイナス)自分はライフ-3 ※ランマルと鬼火の死亡時効果
アドバンテージとアド得、アド損
このように、様々な事象をプラス・マイナスで考えることができます。
ただ、ここで書いたプラス・マイナスは状況によって価値が変わる、場合によってはプラスがマイナスになることもあります。
例えば、「自分のライフを-3する」というマイナス行動の場合、自分のライフが多いうちは大きなマイナスではなく、MP獲得の手段の1つとして考えることもできますが、自分のライフが少ない場合、特にライフの残りが3以下の場合は絶対に取ってはいけない行動となります。
手札の獲得についても、通常の状況であればプラスですが、十分な手札が揃っている状況でさらに補充してしまうと手札を破棄しなければならないため、むしろマイナスとなります。また、ライブラリーアウト(山札切れ)が近づくということでマイナスと考えることもあります。
なお、リソースプラス・マイナスの考え方を「アドバンテージ(アド)」、プラスのことを「アド得」、マイナスのことを「アド損」と呼びます。
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