CHRONO MA:GIA (クロノマギア)

CHARACTERS

時を統べる神々の世界「時海」 この物語は--時海に浮かぶ神秘の世界クロノカルディアで起こる“マギアの能力者”の戦いの記録

  • 神道花梨 story
  • ゼータ story
  • エレナ・ブリリアント story
  • ライザー story
  • ミル story
  • 如月ナイト
  • リーリア
  • 四季神葵
  • 神道ほのか
  • レオ・ブルームフィールド
  • ルルナ
  • サリー
  • マリウス・ファウスト
  • デュランダルフ
  • ガメイラ

快刀女子高生、神道カリン――。
神代の時代からツクヨミを信仰する、
“月詠ノ神楽守”の巫女。

12年前の月食の夜――。
黒き月の扉に吸い込まれて消えた、
父の姿を探し求めている。

ある時、噂で聞いた月の扉が開く条件。
“時を戻りたいと、強く願いし者”。
そしてカリンは、月食の夜に強く願った。

「時を戻り、12年前の父に会いたい――!」

開かれる、月の扉。カリンに迷いはなかった。

亡き母が残した神剣“十六夜”を手に、
そして揺るがぬ想いを胸に、
カリンはクロノカルディアの地に赴く――。

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エゴデレお嬢様、エレナ。
ロシアの旧貴族家、ブリリアント一族の、
唯一の跡取りにして、遺児――。

引っ込み思案で感情の起伏のなかった少女は、
両親からプレゼントされた1匹のネコ、
ソーニャのおかげで、明るい性格を取り戻す。

「ソーニャは永遠の友達ですわ!」

そう誓った、あの日。
エレナが不在となっていたあの日に、
故郷、ベリョーザの街が一瞬で消失する。
跡形もなく消えたがために、情報は皆無。
現象の原因はわからぬまま、迷宮入りとなる。
そんな中、ベリョーザの遺児となった彼女は、
街に残されていた伝承をもとに、
黒い月に願ったのだ。

「わたくしをあの日に帰らせて――」。

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天才考古学者、ゼータ。

幼き頃から“時間とは何か?”という
疑問に取り憑かれ、
考古学、古生物学、そして時間学を学ぶ。

他者を寄せ付けない排他的で粗野な性格だが、
何事にも熱く、夢中になりがちな、 少年のような心を持っている。

フィールドワークを中心に活動するゼータが、
最終的にたどり着いたのはオーパーツ、
“アンティキティラ島の機械”だった。
島に伝わる伝説や文献を独自に分析し、
この遺物が時の謎の鍵を握ると確信した彼は、
伝承に従って黒い月に願ったのである。

「俺をそっちの世界に連れて行け!!」

若き天才が、時間の謎に迫る。

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咆哮の半獣人、ライザー。
人間の血と獣人の血を併せ持つ、
半人半獣の彼の歴史は、迫害とともにあった。

人とのハーフであることを理由に、
獣人族の国で苛烈な差別に遭ったライザーは、
獣人たちへの怨嗟を積もらせてゆく。
いつしか呪いは、迫害の原因となった両親、
そして自分自身に向けられるようになった。

「呪われた血を、消し去りたい!」

獣人の国を追われた彼は、人間族のエリアを
彷徨い歩き、ある伝説にたどり着く。
“時の番人が統べる国に行く方法がある”
伝説に従い、ライザーは月食の夜に吠えた。

「この血に決着を着けさせてくれ!!」

半獣人の旅が始まる――。

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時の龍契士、ミル――。
時の大河を旅する“クロノフライヤー”。
ときに少女、ときに大人の女性に姿を変えながら、
無数の人生と、無数の死を見つめてきた。

不死の身体を持つミルは、“大いなる意思”が
時の大河に放った生ける秒針である。
彼女が背負うもっとも大きな役割は“秩序の維持”。
多くの生と死を受け止めながら旅をし、
無意識に世界の均衡を保っている“時守り”なのである。

そんなミルが時間旅行に使っていた器具
“時の歯車”が、あるとき、音を立てて砕け散ってしまう。
彼女が時守りとしての役目を果たせないと、
秩序がほころぶ……。

ミルの友人である時女神、ウルドが、静かに語りかけた。

「この歯車を直すには、もうひとつの時間世界
“クロノカルディア”に行くしかないと思うの。
そこで……時の番人に会って」

ミルは小さく「わかった」とつぶやき、
トルヴィオの背に跨った――。

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